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雨の昼下がり
雨が降り続いていて、とてもじゃないけど出かける気分にはならない。
そんな休日は、ごろごろするに限る。
溜まってるアニメの録画を見てたら、タツヤが帰って来た。
「ふーん、今はこれ見てるんだ?」
「そう!セイシュンしてて面白いし、主人公が歌うアニメの歌がクセになるんだ」
そう説明してるとちょうどその歌の場面になったので、鼻歌で一緒に歌う。
「♪ヒーメ ヒメヒメ♪」
「楽しそうだなあ」
呆れたような声で言うけど、お前のセイシュン時代だってあたしは知ってるんだぞ。お前もこんな感じでガツガツ部活やってたんだろ?
…とは言わないでおいたけど。
ふと見ると、タツヤは雑誌をめくってた。
まあ用事があるわけじゃないし、それぞれ好きなことするってのも悪くない。
見始めたら面白くて、ついつい次の回も見始めてしまう。
不意に何かが近づく気配がした…かと思ったら、髪をまとめていたゴムが引っ張られる感覚。
「なんだよタツヤ」
「見てていいよ。俺は俺で好きに過ごすからお構いなく」
ぱさっと髪が解かれて、今度はどうやらブラシで梳き始めた。
ゆるゆると髪が引っ張られていくのが心地いいけど、話のいいところだしなー。
構って欲しいなら構ってって言えばいいのにな。
その素直じゃないとこがまたカワイイんだけどさ。
ま、そろそろカウントダウンってとこか。
「もうすぐこの回終わるし」
「うん、知ってる」
つむじの辺りに唇が落ちてきて、くすぐったい。
困ったヤツだなーもう。
こめかみとか耳とか……あとちょっとだって言ってるだろホントもう……。
「もういいよね?」
CMに切り替わった途端に眼鏡が外されてひっくり返されたけど、そもそも最後の方あんまりちゃんと見れてない。
「いいけど…」
退屈だから構えってハッキリ言えよと言おうとした口さえ塞がれた。
キスしながらリモコンでTVが消されたのが分かって、ホントこういうことは器用なんだよなーって呆れるやら感心するやら。
"It's my turn" (俺の番だよ)
濡れたような黒い瞳で吐息混じりに訴えてくる声は、驚くくらいにsexyで。
言ってることは、ガキの頃と変わんないのに参っちゃうなー。
もの分かりがいいんだか悪いんだか。
やれやれと溜息交じりに目を閉じれば、雨の音が遠くに聞こえた。
まあこんな昼下がりも悪くないかと、銀の鎖に手をかけた。
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こちらもtwitterで見た素敵氷アレ絵から~。
ひゃっほいひゃっほいと、日々萌えをいただいて幸せですな。
もっと増えていいんですよ、氷アレ。
いや、増えてくださいお願いします。
なんとなく、アレックスは氷室さんとコトに及ぶならあのリングは外すと思うんですよ(熱弁)
あれ外すことで、弟子じゃなくなるのです。
あれあると、火神くんのことから子供時代の氷室さんのことから甦っちゃうからダメなの、みたいな妄想をずっとしています。
そのうち習慣化して、あれ外すのがyesの意味になるってとこまで妄想してによによしている日々です。
まあほら、氷室さんの方は、いつでもその気ですから(笑)
アレックスが見てるアニメはチャリこぐあのアニメです(笑)
進撃にしようかと思ったんだけど、中の人的にね(笑) それに進撃なら氷室さん一緒に見てくれそうでしょ。
青春まっさかり!みたいな、ちょっと大人になった氷室さんが一番煙たがりそうな感じのアニメがいいなって思ったのです。
あ、ばれーの方でもよかったのかしら(笑)